再雇用を選んだあなたに ~65歳までにやっておきたい3項目

“サラリーマンは2度定年を迎える。1度目は60歳、2度目は65歳”
と言った人がいたとかいないとか

定年退職後、再雇用を選んだ人も多いでしょう。
すると65歳までは濃淡はあれ現役時代と同じような生活が続きます。
漫然と過ごしているとあっという間に2度目の定年を迎えてしまいます。
2度目の定年までの間に、やっておきたいこと3点をまとめてみました。 

目次

気持ちの持ち方をシフトさせる

再雇用を選んだとしたら、同じ会社か、子会社や関連会社などで働くことになるのではないでしょうか。
社風は何となくわかっている、人間関係も何となくわかっている、仕事の内容も何となくわかっているというパターンが多いのかもしれません。 

しかし、ハッキリ言って、モチベーションは上がらないでしょう。そこで参考になるのが静かな退職(quiet quitting)というスタンスです。(もっとも既に退職してるのですが・・・)

静かな退職とは最近話題になっている働き方で、仕事とプライベートをきっちり分けて、必要最低限以上の仕事はしないという意味合いで使われているように思います。

引退するには早すぎるとか、まだお金が必要など、何らかの理由で再雇用を選んだのでしょうが、仕事に対しては一歩引いたスタンスにあるのではないでしょうか。

定年女子の皆さんは、今まで第一線で働いてきたというプライドもあるでしょうし、仕事をする以上、求められていることは完璧にこなしたいという矜持もあるでしょう。

でも再雇用という立場は、そんなに気合を入れるようなものでは決してありません。ですので、最低限のことはきちんとやるけれども、それ以上でも以下でもないというスタンスで十分だと思います。

そして仕事以外の自分の生活を第一に考えましょう。何故なら会社は65歳になればサヨナラの世界です。 

次の働き方を考える

65歳まで再雇用を継続できてもそこで終わりというところがほとんどでしょう。(近いうちに70 歳まで働くのが当たり前になるかもしれませんが)

人生100年時代、もう少し働きたいと思ったらどうするのか。 

働き方は大きく分けて2通りあります。雇われる働き方と雇われない働き方です。

目指すは雇われない働き方です。

起業する。そんな大げさなものではなくても、所謂自営です。
起業の魅力は、自分の裁量でできるということ。、いつまでやるか、いつ辞めるか、どのようにやるか、どれくらいやるか、全部自分で決められます。 

そして今、再雇用で働いているのなら、再雇用期間は最後の準備期間です。65歳までがラストチャンスのつもりで準備しましょう。
まだ失敗しても大丈夫なので、とりあえずイメージしていることを始めてみましょう、トライ&エラーです。
起業してもいきなりうまくは行きません。1年から2年は全く客が来ないなんてことは十分あり得ます。でも再雇用の給料があるから、路頭に迷うことはありません。

起業を考えているなら一日も早くスタートしましょう。

自分ファーストで暮らす

動物系のドキュメンタリーを見ていると、野生の動物は餌を探し、生殖相手を探し、子どもを残したら死んでいくというパターンが多いです。

個体の維持、種の維持ということでしょう。これができなくなると死が待っています。
もはや自力で餌を獲得できなくなった個体、もはや生殖能力をなくした個体、相手が振り向いてくれなくなった個体、群れの長の座から追われた個体には死が待っています。
ある意味とっても残酷です。 

ひとつの判断基準が自分で餌を探せるかということでしょう。
自分で餌を探せる間はまだ老化していません。

つまり自分の食い扶持は自分で何とかできる。自分の足でどこへでも行ける。まだまだやりたいことがあるという状況では人はまだ老化していないと思います。(勿論、程度の差はありますが・・・)

ですので、この際、人のことは気にせず、やりたいことをどんどんやりましょう。
後になって「あれをやっておけばよかった」などど思いたくないでしょう。
やりたいことはできるうちにどんどんやりましょう。優先順位は自分です。

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この記事を書いた人

昨年定年退職した均等法1期生。
定年後もフルタイムで仕事を続けています。
定年後の不安を解消するため、お金の勉強をスタートしました。
新米のファイナンシャルプランナーでもあります。

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