第2回「楽譜は作曲家からの手紙」、第3回「和音をきれいに」を見ました。
第2回「楽譜は作曲家からの手紙」
今回のレッスン
ジムノペディ:5~21小節 冒頭の有名なメロディの右手
ジムノペディ:5~21小節 冒頭の なメロディの右手
今回のポイント
ジムノペディは、A B C D A’ B’ C’ D’ という構造です。
A B C DとA’ B’ C’ D’ は類似していて、A B C DをマスターするとA’ B’ C’ D’ も弾ける。
すると、全部弾けてしまうという理屈です。
この講座のコンセプトは、「合理的で最速の練習をする」こと。
「必要最小限のところをマスターすると、その応用でかなりの部分が弾けるようになる」とのことで、練習も合理的に進めていきます。
まず、ABCDを片手→両手、次に、A‘ B’ C‘ D’ を片手→両手 と進めていきます。
ここでのポイントは、焦ってA B C D A’ B’ C’ D’ と一気にやったり、いきなり両手で弾いたりしない(勿論できる人は別です。)ということでしょう。
少しずつ確実にマスターしていった方が、結果的には早くマスターできるような気がします。
さて、第2回目のレッスンは、A Bの右手のパートを練習します。講師の「この部分をマスターしたら、全体の約1/3強を片手では弾ける」という言葉に、モチベーションが上がります。
革命も、同様に曲をブロック分けして練習していきます。
テキストに練習の順番が書いてあります。最初から順番に練習する必要はなく、類似部分をまとめて練習していくのは合理的だと思いました。
第2回目でやるのは、1~8、9~14、19~24小節の左手です。
1~8小節は
ラソ ファレミレ シソラソ ファレミレ シソラソ ファレミレと
同じパターンが続くので、ひとつの指使いをマスターすると、その応用でかなりの部分が弾けてしまいます。
9~14小節、19~24小節も9小節と10小節をマスターすれば、後は類似パターンなので応用で全部弾けてしまいます。
革命の楽譜は5ページです。テキストに、今回のレッスンで5ページ中これだけの部分は弾けるとビジュアルに訴える形で示されています。不思議なもので、心理的なハードルが下がって「弾けそう!」という気になってきます。
練習日記
革命は、番組を見て1回弾いてみると「なるほど、同じパターンだよね」という感覚がつかめます。何回も繰り返して練習すると弾けるようになると思えてきます。
さて、今回左手の譜読みに苦労しています。というのも、私のピアノは小学校で止まっているので(まあ時々遊びで弾くことはありますが)、左手でパッと見て弾けないのです。
ラソファミレ・・・と数える始末です。まあ少しずつ慣れていくしかないなと思いました。
要は練習あるのみです。
第3回「和音をきれいに」
今回のレッスン
ジムノペディ:1~4小節の和音 両手
革 命:1~14、19~24小節 右手
今回のポイント
今回、面白いと思ったのは、「指のストレッチ」
指の長さは1~3の方が1~5より長いので、1~5でオクターブが弾けるなら1~3ではもっと楽に弾けるはずとのこと。届きにくいのは開きが悪い。何故なら普段の生活では1~3を開いたりしないから。地道にストレッチすると楽に弾けるようになるとのことです。
また、指のテクニックとして ラシレファ の和音を 1245ではなく、ラシを1で同時に押さえて、1135と弾く。1245ではちょっと届きにくいが、1135なら余裕で届きます。
これは目から鱗。こんなテクニックがあるのかと思いました。
また、革命の有名な旋律ドレミミをオクターブで弾くところ。
1~5、1~5、1~5、1~5と弾いてもいいけれど、最後のミミのところを1~4、1~5と指を変えると早く弾ける。何故なら、1~5、1~5と弾くと指を一度上げないといけないので1~4、1~5と指を滑らす方が早い。(曲の本来の速さで弾ける。♩=90~140)これも「へえ~」です。
12小節目の ラドミラ→ソドミソという4音の和音のところ
1と5のラ→ソはスラ―、2と3のドミ→ドミはタイになっています。中の2~3は指を滑らし、外の1~5をラ→ソと動かして弾きます。実際に弾いてみると、ドミがタイでつながっているので、強くは弾けません。ディミヌエンドの美しい旋律にするというショパンのテクニックだそうです。
練習日記
今回弾くのは、どちらも曲の冒頭部分のいかにも「ジムノペディ」、「革命」という部分です。
ですので、鍵盤から発する音を聞くとその気になります。それらしく弾いて自己満足に浸りましょう。
革命の4音や5音の和音は、ぱっと見てまだまだ反応できないので、左手の読譜を含め、これは練習するしかないと改めて思いました。
NHK「3か月でマスターするピアノ」でピアノを弾こう 第1回の記事はこちら