定年女子にひとり起業をすすめる4つの理由

定年退職後も、まだまだ働く気満々ならば、次の選択肢は起業、つまり雇われない働き方はいかがでしょう

起業というと、ベンチャー企業みたいなイメージがあって、ハードルが高すぎると感じるかもしれません。

定年女子におすすめするのは、そんな大層なものではなく、ローリスクで、自分のやりたいことを、できる範囲でやっていく、いわばプチ起業です。

この記事は次のような人におすすめです。

✔ 定年退職後も働き続けたい
✔ 雇われる働き方は嫌だ
✔ 自己決定権を持って楽しく働きたい

目次

定年女子に起業をすすめる4つの理由 

 1定年女子はまだまだ元気
 2シニア起業は実はリスクが少ない
 3起業ならいつまでも働ける
 4自己決定権がある

1 定年女子はまだまだ元気 

以前の日本企業では、長らく55歳が定年でした。よく言われる話ですが、サザエさんの波平さんは54歳、そしてフネさんは52歳です。しかし、今や定年女子と言ってもまだまだ若いです。女性の平均寿命は90歳に迫ろうとしていますし、遠からず100歳も当たり前の時代になるでしょう。

そう考えると、定年後の人生は約40年近くあるということです。60歳を超えたら、悠々自適という生活には程遠いのではないでしょうか。

セカンドステージと言われるこの時期、やりたいことをやって、楽しく過ごしたいですよね。そのためのひとつの方法が起業だと思います。

2 シニア起業は実はリスクが低い

起業なんてハードルが高いと思うかもしれません。しかし、実はそうでもないのではないでしょうか。

定年後に行うシニア起業は、40代や50代で会社を辞めて起業するのと条件が違います。40代、50代は「住宅ローン」や「教育費」などの負担が大きく、人生の中で一番お金が必要となる時期でもあります。独立しようとするならば、「それなりに稼がないといけない」というプレッシャーもあり、うまくいかなかった場合を考えると、なかなか踏み切れないのもやむを得ません。

その点シニア起業は低リスクです。何故なら、「『住宅ローン』や『教育費』などの大きた負担はほぼ終わっている」「今までの蓄えがある」「退職金がある」「65歳になれば年金を受け取れる」という安心材料があるからです。

今まで踏み出せなかった人も、今度こそチャレンジしてみませんか。ダメならやめればいいのです。何とかなると腹をくくればいいのです。

3 起業ならいつまでも働ける

今は、高齢者雇用安定法によって65歳までの雇用義務、70歳までの継続雇用が努力義務となっています。実際、65歳までの約73%が働き、70歳まででも約50%が働いています。

定年後に働く場合、約80%が再雇用を選ぶと言われています。
「会社にしがみつく」という言い方がありますが、収入が激減したとしても、「この年齢でこの年収で他に雇ってくれるところが他にあるのか」とか「今更転職するのもしんどい」など考えると、とりあえず65歳までは再雇用で働こうかと考えるのも自然なことです。

しかし、再雇用には終わりがあります。65歳なのか70歳なのか分かりませんが、雇われる働き方はどこかの時点で終わりが来ます。人生100年時代、これからは70歳を超えても働く人が増えてくるでしょう。

起業だと自分が働きたいと思えばいつまでも働けます。シニア起業に定年はありません。

4 自己決定権がある 

長年、会社という組織で働いてきた人なら、組織の良いところ悪いところを見てきたはずです。組織での仕事は個人では動かせないようなお金を動かしたり、大きなプロジェクトにかかわったりすることができますが、反面、組織が大きくなればなるほど、意思決定に時間がかるし、個人の思いと会社の方針が相入れないことも多々あり、理不尽な思いをした人も多いでしょう。運の要素も多々あります。

意に沿わない仕事や何のためにやっているのか分からない仕事、自分でコントロールできない仕事、嫌な人間関係などに私たちはストレスを感じます。

再雇用の場合、給料が下がって、仕事の内容も軽いものになるでしょう。ハッキリ言って面白くないと思います。
この状況にどこまで我慢できるか。5年我慢したとして、その後更に5年続くとしたらどうでしょう。他に選択肢がなかったら我慢しないといけません。

働く時間と自由な時間がトレードオフだとすれば、面白くない仕事に時間を取られるのは苦痛ではないでしょうか。
しかしやりたいことを仕事にできたらどうでしょう。しかも自分の裁量で働く時間や場所を決められるのです。きっと楽しいと思います。

定年女子の起業戦略 3か条

起業にあたって意識しておきたいのは以下の3か条です。

1.やりたいこと・好きなことをやる
2.リスクを取らない
3.頑張らない

1 やりたいこと・好きなことをやる

何はさておき、やりたいこと・好きなことをやりましょう。
この先、10年、20年と継続していくことを前提に、それだけの期間やっていても苦にならないこと、むしろ楽しくてしょうがないことを選ぶことが最重要です。
勿論、ただ好きだけではだめで、自分にその仕事をする力があること、かつ、そのサービスに対してニーズがあるということも大前提です。

2 リスクを取らない

できる限り低リスクでスタートさせましょう。
まずは初期投資や固定経費を抑えます。退職金をつぎ込んだり、多額の資金を借り入れたりするのはやめましょう。事務所を借りたり、人を雇ったりすると、売り上げが立たなくても固定経費が出ていきます。物販の場合でも見込みを誤ると大量の在庫が発生します。原価率も低い方がいいですよね。
自宅で、ひとりでできる規模から始めるのはいかがでしょう。

3 頑張らない

ひとりでできる範囲を超える事業拡大は目指さないのが無難です。拡大してしまうと、ひとりでは対応できず、人を雇ったり、事務所を借りたりしないといけません。労働時間も増えてしまいます。他にもやりたいことは沢山ありますよね。仕事が増えてきたら敢えて断るというのも正しい判断だと思います。そしてうまくいかなかったら潔く撤退しましょう。たとえうまくいかなかったとしても、チャレンジした後のことなので気持ちの整理もできるでしょう。あの時やっていたらよかったという後悔だけはしたくないものですよね。他のことをやればいいのですから。

副業から始めよう

まだ現役だったり、再雇用で働いているなら、まずは副業から始めてみましょう。起業しても直ぐに成果は現れません。1~2年の準備期間も必要です。本業の収入があるうちにスタートするのがおすすめです。手ごたえを見極めましょう。そして行けると判断したら思い切って踏み出しましょう。ダメならきっぱりあきらめるというのも当然ありです。

まとめ
・シニア起業は実は低リスクです。
・人生100年時代、楽しく過ごすために、自己決定権があるひとり起業にチャレンジしませんか。
・自分が決定権を持って好きな仕事をすることほど楽しいことはないでしょう。
・楽しく仕事ができて、そこそこお金になれば最高なのではないでしょうか

 

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この記事を書いた人

昨年定年退職した均等法1期生。
定年後もフルタイムで仕事を続けています。
定年後の不安を解消するため、お金の勉強をスタートしました。
新米のファイナンシャルプランナーでもあります。

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