副業から始めよう ーアラ還女子の起業準備ー

定年後、起業したいと考えているならば、そして今、何らかの仕事をしているならば、まずは副業から始めてみましょう。

勿論、ゴールは起業です。しかし起業には入念な準備が必要ですので、いきなりスタートさせるのはリスキーですよね。まずは、本業の収入があるうちに準備をはじめ、徐々に副業の比重を上げていき、目途が立ったら舵を切るという手順はいかがでしょう。63歳くらいまでに起業できたらいいなあと気長にチャレンジしてみませんか。

この記事は以下のような人におすすめです。

・定年後に起業したいと考えている。
・まだ起業の準備ができていない。
・今は、とりあえず、仕事を続けている。

目次

現役世代の副業

2018年の「副業元年」から5年が経過しました。

部分的にせよ、副業を容認する企業は増加しつつあり、副業に関心を持っている人も多いでしょう。実際に副業をやっている人は1割弱程度とも言われています。コロナ禍の在宅勤務で通勤時間が無くなった人や、リモートワークが普及したこともあり、出社せずに、遠方の企業の業務を請け負う人も出てきました。

企業側も優秀な人材の確保や従業員のスキルアップ、他の業務を行うことによる新たな発想への期待などから解禁へと動きつつあるようです。しかし、まだまだ少数派でしょう。

そもそも副業というのは、まずは本業があって、それ以外の時間を使って行う仕事です。現役バリバリでフルタイムで本業に従事していたら、副業までになかなか手が回りません。オーバーワークになってしまいます。

現役世代が副業を考える場合は、収入アップやスキルアップ、万が一の時のためのリスク軽減や転職準備などが動機となるのでしょう。

定年後の副業

定年後激減した給料を補うためにダブルワークするという選択もあります。例えば週3日の業務を2本掛け持ちするなどです。

また、本業がフルタイムではなくなって時間の余裕ができたので、別の仕事をするというパターンもあるでしょう。この場合は余りお金にはこだわらないのかもしれません。

いずれにしても、掛け持ちしたがために疲れてしまうという事態は避けたいところです。

また、本業以外にやりたい仕事があるけれども、それ一本でやっていくのは難しいのでダブルワークというケースもあるでしょう。本業をやりつつ、日曜日だけ観光ガイドをやるようなイメージです。「観光ガイドだけだとパンデミックが発生すれば仕事がなくなるリスクがあるからリスクヘッジしておこう」だとか、「ガイドをやりたいけれども毎日やるには体力が持たないから週1日だけにしておこう」だとか、いろいろなパターンがあるでしょう。
気持ち的には観光ガイドの方が本業かも知れませんね。

起業準備としての副業

起業準備としての副業は、再雇用などで一定の収入を確保しつつ、将来の起業に向けての準備をする副業です。

フルタイムで働いているなら、時間的にはきついですが、来るべき日のために頑張りましょう。
徐々に所謂本業の労働時間を減らして、副業にシフトしていけると最高です

一気に起業にスタートを切れればよいのですが、世の中それ程甘くはありません。
1年や2年くらい全く日の目を見ないことも十分予想できます。無収入の状態が続くと精神的に辛くて弱気になってしまいかねません。
ここで保険となるのが所謂本業です。最悪でも路頭に迷うことがないという保険を掛けた上、来るべき日に備えて着々と準備を進めましょう。

ゴールは起業ですので、起業しようと思っているビジネスに直結するものを選びましょう。
例えば、セミナー講師を考えているなら、最初は無料でもいいので、実際にやってみることをおすすめします。うまくいけばそこから仕事が広がるかもしれません。ショップやサロンを経営したいなら既に行っている人に手伝わせてもらうこともできるかもしれません。ハンドメイドの販売を考えているのなら作品の制作など少しずつ始めていきましょう。

少しずつスキルを高め、経験を重ねて、起業につなげましょう。
同時に、冷静に本当にビジネスになるかの見極めも付けましょう。

完全に起業にシフトチェンジするのがハードルが高いなら、例えば80%は起業に、20%は安定した仕事にという配分で続けるという選択もあります。気持ちは起業がメインですが、リスクヘッジのために安定的な仕事を週2日程度やるというイメージですね。

まずは、僅かではあっても最初の利益が出るところを目指しましょう。少なくともそこまでは、あきらめず続けましょう。暫くやってみて、とても無理だと思ったら、方向転換するか、きっぱりあきらめるという選択も勿論ありです。

気長にチャレンジしてみませんか。

まとめ

定年後起業を考えているなら、そして今、別の仕事をしているなら、安定収入があるうちに、まずは副業から始めてみましょう。
・起業が軌道に乗るにはある程度の時間が必要です。
・徐々にレベルを上げ、満を持して起業につなげていきましょう。
・気長にチャレンジしませんか。

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この記事を書いた人

昨年定年退職した均等法1期生。
定年後もフルタイムで仕事を続けています。
定年後の不安を解消するため、お金の勉強をスタートしました。
新米のファイナンシャルプランナーでもあります。

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