飛行機で快適に過ごす方法

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今年こそは海外に行こうと考えている人も多いでしょう。

海外旅行につきものなのが長時間のフライトです。ここを上手く乗り切らないと、到着後の体調にも悪影響を及ぼしかねません。機内で快適に過ごす方法をまとめてみました。

長時間フライトが何故しんどいのかというと、

1 機内の環境の特性        → 寒い、乾燥する
2 狭い座席で長時間座りっぱなし  → 動けない、ヒマ

という2点でしょう。

つまり、寒くて乾燥した環境で長時間じっとしていないといけないということです。 
このような特性を踏まえて対策を考えましょう。

目次

何故、寒くて乾燥するのか

航空機は寒い地域、暖かい地域を飛行しますが、外気とは関係なく、機内は通常24℃程度に保たれています。エンジンが作り出している約850℃の圧縮空気を膨張させることによって約0℃の空気にし、その冷たい空気と高温の空気を混ぜて適温の空気を作り出しているのです。

圧縮空気を膨張させると、高温の空気が一気に冷やされるので、空気中の水分が保持できず、結露が発生します。結露を放置すると機械系統に悪影響を及ぼすので、水分除去装置で水分を取り除きます。その結果、結露は防げますが機内は乾燥してしまうわけです。 

24℃程度の温度を寒く感じるかどうかは個人差や座席の位置にもよるでしょう。暑がりの人は全く気にならなくても、冷え性の人は辛いかもしれません。席によっては冷気が直撃という場合もありうるでしょう。

また高度10,000メートル位だと地上より低気圧なので、足先などの末端への血液循環が悪化し、しかも長時間動かないので代謝が下がり、体温を維持しにくいという理由もあります。

加えて湿度が10%~20%程度と砂漠並みの非常に低い状態にあります。湿度が低いと皮膚の水分が奪われ、熱を奪われて寒く感じます。

このような環境なので、寒くて乾燥するのはある意味しょうがないのですが、そうも言っていられないので、乾燥対策と防寒対策がマストになります。

ポイントは 


 保湿に努める     ⇒ 身体から水分が奪われるのを防ぐ
 代謝を良くする    ⇒ 動く
3 外の寒さを防御する  ⇒ 着こむ
4 身体の内面から温める ⇒ 暖かい飲み物を飲む

などです。

乾燥対策

マストアイテムは保湿マスクです。
私は昔この対策を怠って、到着してから喉がガラガラで声が出ないという苦い経験をしたことがあります。
12時間程度ウルウル状態がキープできる保湿マスクがおススメです。
そのほか、お肌や唇の保護のため、保湿クリーム、リップクリームなども持っておくと安心です。
コマメな水分補給や、代謝を高めるため、通路を歩くなど適度に動くことも大切です。

寒さ対策

単純に着こむことです。長袖のパーカーやストールなど調節しやすいグッズを持ち込みましょう。
足元も意外と冷えるので、厚手のソックスやレッグウォーマーがあると安心です。
備え付けのブランケットが借りられるでしょうが、薄いので、不安ならお好みのブランケットを持参しましょう。但し、こういったものは嵩張るので、なるべくコンパクトにまとまるものがいいですね。そして、身体を冷やさないように暖かい飲み物を飲んだり、やっぱり適度に身体を動かしましょう。

座りっぱなし対策

2点目の問題は狭いところにじっとしていないといけないということです。
血行が悪くなり、足が浮腫んだりします。 
まずは、座りっぱなしにならないよう、適宜トイレに行くなり、ストレッチをするなど適度に動くことです。
動くことは、乾燥対策、防寒対策、座りっぱなし対策に共通する重要ポイントです。

浮腫み対策には着圧ソックスやフットレストを利用しましょう。
着圧ソックスは途中できつくなった時に脱ぎ着しやすいハイソックス型や踝までのものの方がいいでしょう。加えてソックスなので防寒対策にもなります。
フットレストはオットマンのように座席の前に置くタイプのものや、前の座席のテーブルにひっかけて使うハンモックタイプがあります。足の位置を高くするだけで血流を改善し浮腫みを予防することができます。

さらに座席で快適に過ごすためには、ネックピローやクッション、寝るのならアイマスク、耳栓もあるといいですね。ネックピローはやっぱり快適です。腰痛対策にクッションもあるといいですね。

周りの音や光を遮断するアイマスク、耳栓も役に立ちます。寝たいときに、周りの人の話し声や隣の人の電子機器などの光があると気になって眠れません。

ヒマ対策

フライト中は時間を持て余します。
モニターで映画を見たりゲームをしたりする人も多いでしょう。興味があるものがあればいいのですが、必ずしも見たいものがあるとは限りません。

ですので、お気に入りの本、動画(アマゾンプライムやネットフリックス)、ゲームなどを持ち込みましょう。イヤフォンも備え付けのものよりノイキャンなどのマイイヤフォンの方が快適です。

本も紙の本でもいいのですが、荷物を減らしたいのなら、キンドルのような電子リーダーがいいですね。読書灯がなくてもフロントライトが搭載されているので画面は明るいです。 

このようなグッズを荷物の量を勘案しながら持ち込みましょう。

でも、一番楽なのは寝てしまうことです。マスクして耳栓をしてブランケットにくるまって寝ちゃうことですね。翌日のこともありますし。といってもなかなか眠れないですが・・・

少しでも快適に過ごせるヒントになれば幸いです。

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この記事を書いた人

昨年定年退職した均等法1期生。
定年後もフルタイムで仕事を続けています。
定年後の不安を解消するため、お金の勉強をスタートしました。
新米のファイナンシャルプランナーでもあります。

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