夜行バスという選択 ~運賃だけではないバスのメリット~

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定年退職後にやってみたいことに旅行があります。
長距離移動の場合、交通手段は飛行機や新幹線なのかもしれませんが、夜行バスという選択もあります。

目次

夜行バスという選択

アラ還女子の皆さんだと、大学生の頃や20代の頃に夜行バスをよく使ったという人も多いかもしれません。当時は、4列シート当たり前、リクライニングは観光バス並み、しかも、隣に男性が来る可能性もありました。

それでもお金のない大学生には強い味方でした。加えて、時間を有効に使える(出発時間が遅いので夜遅くまでいても大丈夫)ので、快適さはこの際気にせずに利用していたように思います。

当時は、夜行バスとはそんなものだと思っていたし、今でも飛行機のエコノミーだったらそんなもんだと諦めますよね。 

しかし、年齢を重ねると体力面が気になってきます。長時間座っているのはしんどいとか、腰が痛いとか、眠れないなどの理由で夜行バスから遠のいていった人が多いのではないでしょうか。

そんな中、昨年、実に20何年かぶりに夜行バスに乗りました。しかも2回もです。
ものすごく空白期間があるのですが、今の高速バスは進化しています。たまには乗ってもいいかもと思ったくらいです。

思い起こせば、確かにバブル期には3列シートや2階建てバスが登場していました。特に2000年代以降は、道路運送法の改正に伴う新規参入などもあり、格安運賃、細かな路線ネットワークの整備、座席のデラックス化などが進んだように感じます。

今では、スタンダードな4列シートから、ほぼ個室状態の2列シートまで様々なバリエーションがあり、運賃も東京―大阪を例にとると、安いところで3000円くらいから、上は11,000円くらいまでと様々です。

夜行バスのメリット

さて、夜行バスのメリットはなんと言ってもアクセスの良さです。

新幹線の駅や空港から近いところに行く場合はいいですが、少しはずれると、在来線+私鉄+バスだったり、乗り継ぎが悪かったりと、想定以上に時間がかかるケースが多々あります。

そうすると、朝早く家を出ても目的地に到着するのが結局お昼過ぎになり、現地で半日しか時間が使えないということがよくあります。そんな時、ふと浮かんだのが夜行バスです。

特に、有名な観光地だったりすると昼頃に行くとかなり混雑しています。待ち時間もバカになりません。しかし朝早く到着すると、人も比較的少なく、待ち時間もなく、1日が有効に使えます。また乗換がないというのも以外と楽です。

私が実際に乗ったのは、完全独立の3列シート型のバスです。周りにカーテンを引くとほぼ個室状態になります。リクライニングは150度くらいなので、身体をもう少し延ばしたいという感じはありましたが、まあまあ快適です。

夜行バスで快適に過ごすために

問題は眠れるかどうかということです。ここで眠れないと次の日の行動が辛いです。

私は夏に利用したのですが、冷房が効き過ぎで寒くて眠れませんでした。一応冷房対策はしていたのですが、全然追いつきません。手持ちのタオルだとかを総動員しましたが、寒すぎました。特にコロナ以降はブランケットがありません。眠れないと身体もしんどくなります。

ですので、2回目は完全武装で行きました。寒さ対策として羽織ものや厚手のソックスは言うまでもなく、快適に過ごすために飛行機のエコノミーと同じ対策で臨みましょう。

150度リクライニングでも足は疲れるのでむくみ対策の着圧ソックス、寝るときに首や頭を支えてくれるネックピロー、乾燥対策で保湿マスクがあると安心です。

着圧ソックスはデスクワーク用、立ち仕事用、睡眠用など、様々な種類があります。バスで使うなら、おススメはドクターショールのフライトソックスです。フライト専用に開発された英国航空健康協会認定のソックスです。

圧も強すぎず緩すぎず適度な強さです。ハイソックスタイプなので着脱が簡単にできます。きついと思ったらすぐ脱ぐことができます。勿論、新幹線や飛行機でも本領を発揮します。

ネックピローは、座った姿勢で眠るときに首や頭を支えてくれて快適な睡眠に欠かせないものです。旅行で使うなら、嵩張らずにコンパクトにたためるエアー式がおススメです。空気の入れ具合で柔らかさや高さを調節できます。素材や肌触りなどお好みで選べばいいでしょう。

うまく眠れると、早朝から余裕の観光ができるというメリットを最大限に活用でき、1日のスケジュールがスムーズに進みます。

長らく夜行バスから遠ざかっている方も、完全武装をして、騙されたと思って一度試してみるのはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

昨年定年退職した均等法1期生。
定年後もフルタイムで仕事を続けています。
定年後の不安を解消するため、お金の勉強をスタートしました。
新米のファイナンシャルプランナーでもあります。

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