この春、オフィスが駅近に変わった人から聞いた話です。
駅からオフィスまで約5分。朝は1分1秒でも貴重なので、最初は「これはいいな」と喜んでいたところ、思わぬ落とし穴があったとのことです。
つまり、何もしなかったら歩数が激減したというのです。
それまでは普通に通勤するだけで8,000歩くらい、ランチタイムにちょっとウォーキングしたら10,000歩くらいは軽くクリアできていたのが、今は、何もしないと5,000歩程度、さすがに「まずい」と思って、ランチタイムにせっせと歩いているそうです。
そもそも何故こんな話になったかというと、帰宅後、なんとなく脳が疲れていて、兎に角、活字が読めない、新聞すら読めないことにふと気付いたそうです。
「仕事で脳が疲れている」のか、脳が疲れているのであれば「全く違うことをしたらいい」のか、それならば「家に帰ったらまずお風呂に入ってみようか」など、いろいろ考えを巡らせているうちに、よくよく考えてみたら「歩数が足りてないのではないか」とふと思い当たったとのこと。
「有酸素運動は脳にいい」とか、「座っていてばかりは駄目」だとか、「歩きながら考えると脳が活性化する」だとかという話を聞いたことありますよね。まさにそれです。
ということで、せっせと歩いているものの、ランチタイムに歩くのも限界があります。そもそもランチタイムはご飯を食べる時間だし、細々とした用事を片づけてしまいたいと思うと、時間の制限もでてきます。
そんなことで、ある日思い立って、朝歩くことにしたそうです。
いつもより少し早い電車に乗って一駅手前で降りて20分強のウォーキング。しかもかなりの速度です。曰く「心拍数も上がって少し汗ばむ程度のスピード」
結果、気休めかもしれませんが、「朝から絶好調」とのことです。
加えて、朝歩いたという達成感があるので、ランチタイムにそれほどしゃかりきになって歩く必要もない。勿論、毎日ランチタイムはお散歩タイムにしているそうですが、ぶらぶら歩きでいいという気持ちの余裕があるそうです。
私にも同じような経験があります。
そして、歩くと体調がよくなって頭がスッキリするのも確かです。
わざわざ歩くのではなく、日々のルーティンに自然と取り入れられたらいいなと思いました。