図書館の雑誌コーナーをぶらぶらしていたら、「サライ」創刊35周年記念号(2025年4月号)がふと目に留まりました。東大安田講堂をバックにした色鮮やかな枝垂れ桜が表紙で、“大特集「大学」に遊ぶ” と書いてあります。
- 知の宝物庫「大学」を歩く
- 「大学」は美味しい
- 大学は大人のための学びの場 という3部構成で、
第1部、第2部では、早稲田の「演劇博物館」、京大の「総合博物館」、龍谷大の「龍谷ミュージアム」など個性豊かな大学博物館、近大マグロ、農大アンテナショップ「農」の蔵などの「食」情報、そのほかキャンパスツアーや大学オリジナルグッズの紹介ページもあります。文化や旅などのテーマが多い「サライ」らしい切り口です。
そして、第3部「大学は大人のための学びの場」では、ベストセラー「定年後」で有名な楠木新さんが、大学の本分ともいえる「学ぶ」ことについて解説してくれます。ご自身も聴講生として2年間大学で学んだとのこと。
「サライ」のメインターゲットはシニア層(?)なので、このページは、「定年退職後にもう一度大学で学ぼう」という趣旨でしょう。しかも、おそらくは(オンラインではなく)リアルな大学。
大学で学ぶための手法として、「公開講座」、「聴講生制度」、「科目等履修生制度」、「履修証明プログラム」、「社会人大学院」の各制度が紹介されています。順々にハードルが高くなるイメージです。
まずは「公開講座」から始めてみるのもいいかもしれません。
HPを検索すると様々な講座が見つかります。1日講座、連続講座、座学、ワークショップ、現地訪問型、無料講座、有料講座などバラエティに富んでいます。
また、先着順が多いので気軽に申し込むことができます。
「聴講生制度」や「科目等履修生制度」は正規学生向けの講座を1科目から履修することができる制度です。前者では単位は取得できませんが試験もありません。後者は試験がある代わりに合格すれば単位を取得することができます。また、受講に当たっては書類審査や面接などの選考があります。そしてどちらも図書館等の大学施設を利用できるところが多いです。これはとても魅力的なメリットです。
「履修証明プログラム」は社会人を対象にした一定のまとまりのある学習プログラムで、年間60時間以上の課程を修了すると履修証明書が交付されます。専門的なテーマを体系的に学びたい場合におすすめで、大学施設も使い放題です。
「社会人大学院」は入学試験を受けて(社会人枠があるところが多い)修士課程、博士課程で学びます。修了すれば学位を得ることができます。
選択に当たっては大学に求めることを明確にしておくといいでしょう。
気楽に興味があるテーマを学びたいのか、専門的な知識を体系的に学びたいのか、単位や学位が欲しいのか、図書館や学食などの施設を利用したいのか、仲間が欲しいのか、居場所が欲しいのか。勿論、アクセスの良さや、お金の問題もありますが。
いずれにせよ、定年後、もう一度何かを学んでみたいと考えているならば、リアルな大学というのは魅力的な選択肢だと思います。4月スタートなら、そろそろ情報収集を始めてみませんか。
